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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2010年五月のつれづれ

ただいま駐車中です

駐車場の山車5月の神田明神祭、三社さんと引き続いて、町のあちらこちらで、神輿を担いで練り歩く季節となりました。その出番を控えて、子供たちが待ちに待っている山車を発見。

幼い頃、私も通った松の湯という銭湯がありました。通称、八角湯。飛びっきりの熱い湯で知られていました。

水で薄めようとすれば、浸かっている人に、ギロッと睨まれる。
そおーっと入って、湯の中でも、なるべく動かないようにして、熱さをしのぎます。

すぐ茹蛸のように真っ赤になるのですが、そこで飛び出せないのが、つらいところ。子供の時は、100まで数えないと、周りの大人が出してくれないのです。

料亭の女将さんたちには、可愛がられ、また、鍛えられました。湯上りに飲むパンピーやフルーツ牛乳の美味しいこと、一気飲みです。

今思えば、江戸っ子の我慢比べですね、まさしく。もしくは、やせ我慢とも言えますが。

熱い湯好きになってしまった原因の八角湯ですが、その銭湯の跡地が駐車場になっています。
何台も正真正銘の車が止まる中、突然、山車が出現して、思わず写真を撮ってしまいました。

確かに、車の一種ではありますけど、面白い風景です。お祭りも、もうすぐです。晴れますように。

2010 年5月31日
純


端午の節句は過ぎたけど…

緋鯉と真鯉今年の五月の連休は、つい先日までの寒さを取り戻すように、暑く快晴の日が続きました。
あちらこちらで、こいのぼりが空を泳ぎ、のんびり過ごされたことでしょう。

柳橋の真下の少し暗がりの神田川。

眼にも鮮やかな緋鯉が1匹。

周りには、真鯉が確認できただけでも、10匹以上、泳いでいました。どの鯉も大きいこと。1m前後の体長で丸々と太っています。

フラッシュがお気に召さないようで、ピカッと光ると、緋鯉が深く潜ってしまうため、水面近くに上がってきた一瞬を捉えました。

寄り添っている真鯉が一匹だけ、写っていますが、分かりにくいのが、残念。

女王のごとく悠々と漂う緋鯉を、真鯉が護衛しているような、ひたすら守っているような様子は、なんとも羨ましい限り!?

こいのぼりに代わって、神田川の鯉をお届けしました。

2010年5月6日
純

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