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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2005年6月のつれづれ

今年の紫陽花です

アジサイまとまった雨の降らない今年の梅雨の季節ですが、花々はそれでも、美しく咲いています。
昨年の今頃は、もうすでに台風対策をしていました。
それなのに、今年は渇水の心配です。
この科学万能と言われる現代で、水ばかりは、自然任せで、雨が頼りなのですから、ちょっと不思議ですよね。
もちろん、あまり雨に降られるのも何かと困り正直うっとうしいですが、降らなければ降らないで、食べる物から、飲む水まで関わってくるから大変です。
ニュースで映し出される枯渇したダムの様子は、見るたびに心配になってしまいます。まさに「恵みの雨」が欲しい今日このごろ。 紫陽花は、すっくと咲いています。

2005年6月25日


昔からの看板のため…

小松屋の照明看板小松屋正面右手にあるこの照明でもあるこの看板。
かなり昔からのもののため、吹きつけの文字が、少しづつはがれてきています。
なんとか補修できないかと、思案の末、そっと外して、中から、白いペンキを塗ってみました。

その結果は、
残念ですが、すでにはがれかかっている部分をペンキで押さえることはできませんでした。
先日見つけた古い新聞にも、家の玄関の右脇にかかっている写真が載っていました。もちろん、私の生まれる以前の新聞です。

ところで、よく見てみると、なにか違うことに気づかれませんか?
船宿の船の文字が、少し違うことに。
そうです、「舩」となっています。 舟偏に、旁(つくり)が公です。なぜか昭和50年代末頃まで、神田川の船宿は、すべて、この舩を使っていました。

「あみ舩」 「屋形舩」 「つり舩」やはり、面白かったのでしょうか、新聞記事にも取り上げられていました。

いつから、現在の「船」に変化したのかは分かりません。また、何故この「舩」だったのかも、今となっては知る由もないのです。小学生になって漢字を習い始めたときに、聞いた覚えはあるのですが、すっかり忘れてしまいました。

今は、この看板の「舩宿」の文字が、消えないことを祈るばかりです。

2005年6月12日


屋形船に乗ってしまった…猫

屋形船に乗ってしまったシリーズ、その2を、図らずもお届けすることに。

数日前、小松屋店内にいた私の目の前を、茶色の猫が通り過ぎていきました。
ここを歩いていくと、階段を下がり、あとは行き場がないので、あわてて後を追いかけました。
しかし、どこを探しても、不思議なことに猫はいません。

そして、今日、数時間前のことです。
第7小松丸のみよし(舳先)に、あの茶色の猫を発見しました!第7小松丸に乗るには、階段を下げ、台船から乗ります。この階段は、普段は上げており、簡単に行き来ができないようになっています。

数日前に探した時は、たぶん、階段を下ろしていなかったと思うのですが…写真を数枚撮ってから、階段を下ろし、地上に上がってきやすいようにして、岸から、身振り手振りで声をかけました。「階段登れるようにしてあるから、こっち、こっち」と。 そして早速、この「つれづれ」を書いていました。

まさに、ちょうどそのとき…あの屋形船に乗ってしまった猫が、開け放している引き戸の前で、ひと声。
「ニャアー」
確かに、お礼を言ってくれました。
そして、悠々と柳橋に向かって歩いていってしまいました。もしかしたら、「猫の恩返し」があるのかもしれません!?

2005年6月1日

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