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このページは「屋形舟今昔」のトップページのコーナー『つれづれ』のバックナンバーをまとめています。

2005年7月のつれづれ

屋形船と盆栽

屋形舟に盆栽(ぼんさい)先日、一通のメールが届きました。

「浮世絵の屋形船を見ると、舳先に必ず盆栽が飾られているようですが、その謂れをご存知ないでしょうか?」
全く気がつかなかったものですから、あわてて見てみますと…

確かに、安藤広重の「江戸名所 両国橋夕涼」 「江戸名所 両国橋納涼」など、はっきりと屋形船の舳先に大きく盆栽が描かれています。

早速調べてみると、江戸時代の盆栽は、後世の風雅なる盆栽とは、全く趣きが違い、珍花・奇木が流行したとの事でした。もちろん、奇品の横行には理由があります。
徳川の将軍の花好きに合わせ、大名や旗本が競って献上し、結果、奇をてらうことになってしまったようです。
その傾向は、一般庶民にまで広まり、 奇品に投機までするようになった一時期もあったという事ですから、風流とはかけ離れていったのでしょうね。
そして、飾られている盆栽は、すべて「松」のようにみえます。

友人の盆栽家に教えてもらいました。
「松は常緑樹で、一年中緑が絶えず枯れることがないため、家が絶えることのない・繁栄・長寿を意味して、昔から縁起物として大事にされてきたの。松竹梅(しょうちくばい)の中でも、松は別格。だから松を飾ったのでは?」

今の感覚から考えると、わざわざ舟遊びに松の盆栽を飾ること自体、不思議な気もしますが、豪商の贅を尽くしての遊びだったのでしょうか?

まだ気づいていないことがありそうです。
当時の諸事情をご存知の方がいらしたら、メールで教えていただけませんでしょうか?
もっといろいろな事が分かりましたら、「屋形舟今昔」で、掲載しますので、ぜひお願いいたします。

2005年7月27日


入谷の朝顔市

朝顔市のあさがお7月6日、7日、8日と入谷鬼子母神の朝顔市が開かれました。
そこで早速、この写真を。

正面の斑入りの紫、左奥に咲く白、右奥に垣間見える赤紫。
そして、撮影した時には、まだ咲いていなかった薄茶の「団十郎」
どうやら、今年の朝顔は五色盛りのようです。

さて、もう一色は何色でしょうか?

私もまだ、咲いている姿をみていないので、何色なのか分からないのですが。

朝顔にやさしい水やりは…
朝は少なめに、夕方はたっぷりと水を与えるのが、いいようです。

小松屋の朝顔は、なぜかいつも長持ち。
10月、11月末頃まで 、次から次へと咲き誇って楽しませてくれます。

夏の訪れを感じさせてくれる朝顔をお届けしました。

2005年7月11日

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