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ハゼ釣り

夏の納涼シーズンが一段落すると、ハゼ釣りの時期到来です。
ハゼ釣りはイメージでいうと「フィッシング」というよりは「さかな釣り」という感じ?でしょうか。
コツをつかめば、女性やお子さんでも、おもしろいように釣れますので、釣りをしたことがない方でも気軽に楽しめます。

ツツン・・・ブルブルと、ハゼが掛かったときの手応え。一度体験すると面白くてやめられない、とか。「またやりたい」と“ハマる”方も結構いらっしゃいます。

ハゼ
釣れたばかりのハゼです。

秋から冬にかけての時期、天気が良くて穏やかな小春日和にのーんびりと釣り糸を垂らす…これがまたイイのです。

このハゼは夏の終わりから冬にかけて成長するのですが、寒くなればなるほど、だんだん海底に沈みます。時期的には底に沈まない11月位までが、釣り易いといわれます。

インターネットでちょっとハゼについて調べたいなと思って探しておりましたらこんなサイトがありました。「私的ハゼの百科事典」
このサイトによると一口にハゼといっても大変に種類の多い魚であることがわかります。

釣れたハゼは、開いて天ぷらにしたり、小さい型はそのまま唐揚げにしたりして、その場で食べていただくのです。

朝早くから出かけたお客様の胃袋はよい加減に空いていますし、心地よい気候、海という場所も手伝って食欲は倍増。「私は小食ですから…」とおっしゃる方もご飯をおかわりしてしまうほどです。

たくさん炊いたご飯とお味噌汁も一緒に船に積み込まれますが、帰りにはこのご飯もお味噌汁もすっかり空っぽになります。やはり、新鮮な素材に勝るものはありません。

12月過ぎからは、なかなか釣るのは難しいですが、型がとても大きくなります。
昔は甘露煮にしたり、日干しにしてお正月の雑煮の出汁をとったりしてよく食べたものです。以前に比べてハゼが少なくなったとはいえ、やはりこの季節の海の楽しみのひとつです。

>「台風に追われるハゼ」

2003年11月21日

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