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船渡御

5月、初夏のこの時期東京では三大祭の季節です。その皮切りとなるのが、神田明神の「神田祭」です。

今年は江戸開府400年を記念して、大イベントとなりました。連日様々な行事が行われていましたが、11日はお祭りのハイライト「神輿宮入(みこしみやいり)」。

小松屋のあります東日本橋二丁目の町会では江戸開府400年の記念行事として、江戸神輿宮入の「船渡御(ふなとぎょ)」を再現させることとなりました。

今回この神事に小松屋も係わることとなり、船を出しました。今後再び行われるかわからない、ということで記録として皆様にご紹介したいと思います。「ドキュメント船渡御」をご覧ください。

写真をクリックすると大きい画像が開きます。

当日の天気は雨が予想される中ではありましたが、何とか天気も保ってくれました。

聞くところによると390年前つまり江戸時代に一度、神田明神の神輿宮入で船渡御が行われたそうです。

ちょうど開府の時期ぐらいのこと。これも歴史に残る祭典となったのではないでしょうか。

こうして初夏のお祭りが夏の到来を感じさせます。

お祭りの季節になると昔の柳橋界隈も大変盛り上がりました。神輿が出て、大変なにぎわいです。何より料亭街でしたからお祭りの日は料亭さんが競ってお菓子を配るのです。ですから子供たちは大喜び。「こんなに子供がいたのかしら」と思うくらいその日は近隣からも子供が集まってくるのです。

お祭りの日は大盤振る舞い。ケチケチしないのが良いところ…なんですね。

これから「三社祭」「深川八幡祭」など大きなお祭が開かれます。お祭りは確かに江戸っ子の血が騒ぎます。

2003/5/11

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